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【精油の辞典】和種薄荷精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《和種薄荷精油》和種薄荷は、濁りのない スーッとした香りで、メントールという成分がミントの種類の中でも最も多く含まれており、冷却・抗菌・消臭作用のほか、虫除けなど様々な用途に活用できます。和種薄荷から作られる「ハッカ脳」というメントールの塊の結晶は食品や医薬品、化粧品、たばこ、歯磨き粉など幅広く利用されています。
- ・ストーリー
- ・和種薄荷の特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・和種薄荷精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
ハッカという言葉は和種薄荷(ニホンハッカ)、西洋薄荷 (ペパーミント)、緑薄荷(スペアミント)というように広い意味ではミント類全般を示します。ミントはシソ科のハッカ属(メンタ属、ミント属)の植物の総称で、全世界で栽培される多品種のハーブです。一般的に日本で「ハッカ」と呼ぶ場合は和種薄荷(わしゅはっか)の事を差します。
和種薄荷の特徴
和種薄荷の特徴として、スッキリとした清涼感ある香りの精油にはメントールという成分が65%以上とミントの中でも最も多く含まれており、ペ パーミント精油の場合は約50~ 60 %程度の含有量になります 。スペアミントにはほとんど含有されていません。メントールには冷却・抗菌・消臭作用のほか、虫除けなど様々な用途に活用できます。古くから胃腸薬や鎮痛薬、香料として使用されてきました。和種薄荷の精油は 10 ℃程度の低温で容易に結晶ができ、これをろ過または遠心分離すると「ハッカ脳」が得られます。この「ハッカ脳」という結晶は、ほぼメントールの塊で、現在でも食品や医薬品、化粧品、たばこ、歯磨き粉など幅広く利用されており、国内生産の90%は北海道で生産されています。
基本情報
香りの系統:ハーブ系
- 精油名
- 和種薄荷、ジャパニーズペパーミント(Japanese peppermint)、クールミント(Cool Mint)、コーンミント(Corn mint)
- 学名/科名
- Mentha arvensis(Mentha canadensis)/シソ科
- 抽出部位
- 全草
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- 日本(北海道)、中国、インドなど
- 香り
- 濁りのない スーッとした香り
- 主な成分
- メントール(~85%)、メントン、イソメントンetc
- ノート
- トップ
ブレンド相性の良い精油
柑橘系、フローラル系、ハーブ系、樹木系の精油と調和します。
*精油にまつわる注意事項
妊娠中、授乳中、幼児への高濃度での使用は避けましょう。トリートメントなどに使用する際は、皮膚への刺激が強いため使用量に注意し、敏感肌の方は事前にパッチテストを行いましょう。目の周りへの使用は避けてください。
主な効果・効能
❖心への作用
*集中力アップ*鎮静*リフレッシュなど
清涼感のある香りが頭をクリアにし、集中力アップや、リフレッシュに効果的です。また、イライラやストレスなどの気持ちを静めてくれる働きもあります。
❖身体への作用
*抗炎症*消化促進*収れん*鎮痛など
メントールという成分には胃の働きを活発にする働きがあることから、消化不良や吐き気、乗り物酔いや二日酔いに役立ちます。また、鎮痛作用もあることから、頭痛、筋肉痛や肩こりの痛みを和らげる効果が期待できます。
❖くらしに役立つ作用
*虫除け*冷却*消臭など
メントールには冷却作用があり体感温度を下げてくれるので、暑さ対策としても活躍します。アロマスプレーにして暑さ対策としてマスクやハンカチなどにスプレーして涼感対策に。また、昆虫忌避作用もあり虫除けにもおすすめなのでスプレーとして持ち歩くのも良いでしょう。
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和種薄荷精油おすすめの使い方
マスクやハンカチにスプレーして涼感対策に。また衣服やくつ下、足元にスプレーしたり空間に香りを拡散して虫除け対策として。
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら