【精油の辞典】カモミールローマン精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《カモミールローマン精油》リンゴのような甘くフルーティーな香りのカモミールローマンは、心も体もゆったりリラックスでき、穏やかに作用するため、子供にも安心して使える精油と言われています。緊張を解きほぐしてくれるので眠れないときにも効果的です。
- ・ストーリー
- ・カモミールローマンの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・カモミールローマン精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
カモミールはギリシア語で「地上のリンゴ」を意味し、そのリンゴに似た芳香に由来すると考えられています。また主に鎮痛作用や抗炎症作用があり、古代より病気の鎮痛剤として使用されたり、シャンプーにも使用されてきました。
カモミールローマンの特徴
カモミールローマンは多年草の植物で、世界中に広く自生していおり、夏に2 - 3cmの白い小さな花を咲かせます。カモミールには様々な種類があり、同じ「カモミール」という名称でも、学名や成分・色や香りも異なるので、作用にも違いがあります。カモミール・ローマンは緊張緩和に非常に優れたエステル類を主成分としており、鎮静作用もあるため、リラックスしたい時にもおすすめの精油です。香りが強いので、少量で使用すると良いでしょう。
基本情報
香りの系統:フローラル系
- 精油名
- カモミールローマン
- 学名/科名
- Anthemis nobilis/Chamaemelum nobile/キク科
- 抽出部位
- 花、葉
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- ドイル、フランス、イギリスなど
- 香り
- リンゴのようなフルーティーな香り
- 主な成分
- アンゲリカ酸イソブチル(~35%)、アンゲリカ酸ブチル(~35%)、アズレンetc
- ノート
- ミドル
カモミールジャーマンとの違い
一般的にカモミールと呼ばれていているものとしては、カモミールローマンとカモミールジャーマンの2種があります。
■カモミール・ジャーマン
(学名:Matricaria recutita)
カモミールジャーマンはキク科の1年草で60cm程の高さに育ちます。ハーブティーとして飲まれている種類は殆どが「カモミールジャーマン」で、フルーティーでリンゴのような香りがしますが、精油は薬草のようなハーバル調の香りがします。また精油の色は深い藍色をした色になります。これはアズレンの一種カマズレンという成分を含むためで、この成分は主に抗炎症作用に優れておりスキンケアなどに適しています。
ブレンド相性の良い精油
柑橘、フローラル、ハーブ、樹木系の精油と調和します。特にクラリセージ、ラベンダー、レモン、マジョラム、などとブレンドすると良く調和します。香りが強いので、ブレンドの際は少量使用がおすすめ。
*精油にまつわる注意事項
肌に直接使用する場合、妊娠初期の使用はさける(通経作用があるため)
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主な効果・効能
❖こころに
*鎮静*中枢神経抑制
やさしく温かみのある香りのカモミールローマンは、緊張やイライラを取り除き安らぎを与えてくれます。神経をリラックスさせてくれるので、中々眠れないと感じる時などにも良いと言われています。
❖からだに
*鎮痛*抗感染*抗炎症*抗アレルギー
頭痛や筋肉痛、神経痛などの痛みを和らげる作用があります。また炎症を鎮める作用や抗アレルギー作用を持つローマンカモミールは、花粉による目や肌のかゆみ、乾燥などを緩和してくれます。
❖くらしに
・スキンケアに
化粧水にブレンドしたり、入浴時にバスオイルとして、ベースオイル(植物油)と精油1-2滴加え入浴する。
・温湿布として
器にお湯を注ぎ精油を2-3滴入れて、布を浸し絞ってから痛みのある個所に
・マスクの花粉対策に
アロマスプレーとしてマスクにスプレー
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カモミールローマン精油おすすめの使い方
不安を感じて落ち着かない時やリラックスしたい時にマスクや衣類にひと吹きしたり、おやすみ前に寝室でアロマディフューザーを使って芳香浴することで心が休まり、安心感をもたらせてくれます。
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※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら