【精油の辞典】ユーカリ・シトリオドラ精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《ユーカリ・シトリオドラ精油》別名「レモンユーカリ」とも言われるシトリオドラは、その名の通りレモン様の香りが特長で、代表的な品種であるユーカリグロブルスは1.8シネオールが主成分であるのに対し、シトロネラールというテルペン系アルデヒド類が主成分になり昆虫忌避作用がある為、虫除けとして有効です。
ユーカリ・シトリオドラの特徴
蚊などの害虫を遠ざける忌避効果がある精油
世界に700種ほど存在するユーカリの一種として、レモンの様な酸味と甘みを感じられる独特な香りを放つ事から和名で「レモンユーカリ」と呼ばれています(学名Eucalyptus citriodora)。オーストラリア原産のフトモモ科の常緑高木で、代表的な品種であるユーカリグロブルスは1.8シネオールが主成分であるのに対し、レモンユーカリは「p-menthane-3.8-diols」の前駆体であるシトロネラールというテルペン系アルデヒド類が主成分です。同様の成分を含有しているイネ科のシトロネラよりも昆虫忌避成分の含有率が非常に高いのです。
精油に使われる主なユーカリ精油3種と特長
■ユーカリ・グロブルス(学名:Eucalyptus globulus)
1.8-シネオールの成分が80%を占める。呼吸器系の様々な症状に効果を発揮し、鼻やのどの炎症や痛みを緩和したり、抗菌、消臭作用など様々な作用があります。
■ユーカリ・ラディアータ(学名:Eucalyptus radiata)
「シネオール」と「モノテルペノール」という珍しい組み合わせにより、抗ウィルス作用と抗菌作用優れ、風邪や花粉症の季節にとても役立ちます。1,8-シネオールの含有率がやや低く、ケトン類を含まないため、より安全に使用することができます。
■ユーカリ・シトリオドラ(学名:Eucalyptus citriodora)
別名「レモンユーカリ」とも言われるシトリオドラは、その名の通りレモン様の香りが特長で、シトロネラールというテルペン系アルデヒド類が主成分で昆虫忌避作用があるのが特長的です。
基本情報
香りの系統:柑橘系
- 精油名
- ユーカリ・シトリオドラ(別名:レモンユーカリ)
- 学名/科名
- Eucalyptus citriodora/フトモモ科
- 抽出部位
- 葉・枝
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- オーストラリア、中国など
- 香り
- レモンの様な酸味と甘みを感じられる個性的な香り
- 主な成分
- シトロネラール(~75%)、シトロネロール(5~15%)、α-ピネンetc
- ノート
- トップ
ブレンド相性の良い精油
柑橘、フローラル、ハーブ、樹木系の精油と調和します。特にハッカ系やラベンダー、レモングラスなどとよく調和します。香りがやや強いので少なめにブレンドするとバランスを取りやすいでしょう。
*精油にまつわる注意事項
トリートメントなど肌に直接使用する場合のみ、妊娠初期は避ける。
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主な効果・効能
❖こころに
*鎮静など
さわやかなレモン様の香りは、鎮静作用がある事から、心を落ち着かせてくれるのでリラックスしたい時に適した香りです。また爽やかな香りは無気力感や疲れた心を癒やし、心を明るく元気にしてくれる効果も期待できます。
❖からだに
*抗炎症*鎮痛*抗菌・抗真菌など
主な成分であるシトロネラールは抗炎症作用や鎮痛作用があり、筋肉の痛みを和らげ、炎症を鎮める働きが期待できます。筋肉痛や肩こり、神経痛などの痛みや炎症の緩和に役に立つ精油です。また、虫に刺された時のケアや、水虫にも効果を発揮します。
❖くらしに
・虫除けに
シトロネラールの成分を多く含み、昆虫忌避作用があるので天然成分の虫除けとして、スプレーや置き型のディフューザーとして活用できます。
・消臭スプレーとして
デオドラント効果も期待できるので、アロマスプレーとして夏の汗ばむ季節に持っていると役立ちます。
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ユーカリ・シトリオドラ精油おすすめの使い方
アウトドアでの虫除けとしてアロマスプレーでベビーカーや靴などにスプレー。ディフューザーで空間に香りを拡散することでお部屋の虫除けに。
ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)精油入り
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら