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【精油の辞典】ホーリーフ精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《ホーリーフ精油》ホーリーフは芳樟と呼ばれるクスノキ科の常緑樹ですが、クスノキの特長である樟脳(カンファー)の成分が殆ど含まれず、リナロールの含量がとても多いので、フローラルとウッディーが調和した温かみのある香りがします。心を落ち着かせてリラックス感をもたらし、抗ウイルス・抗菌作用にも優れ感染対策にも活用できる精油です。
- ・ストーリー
- ・ホーリーフの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・ホーリーフ精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
ホーリーフ(和名:芳樟-ホウショウ-)は台湾の原産で、第二次世界大戦前後に台湾より導入され、日本では本州から九州にかけて生育する植物です。大量伐採により減少が問題となり規制されているローズウッドと成分が非常によく似ているので、近年は代用品として使用されています。同じ原材料の“木”から採れるホーウッドという精油もあるのですが、枝葉から採れるホーリーフは木を伐採する必要がなく安価であり、環境にも優しく利用者が増えています。
ホーリーフの特徴
ホーリーフはクスノキ科の常緑樹です。クスノキの亜変種で、中国南部から台湾南東部に分布し樹高は20m以上にもなります。葉はたまご型で互い違いに生え(互生)、皮質で光沢があります。5月頃には白黄色の小花をつけます。本種のクスノキとの相違点は、葉が波うち、花も実もやや小さくなります。枝や葉には、クスノキの特長である樟脳の成分が殆ど含まれず、リナロールの含量がとても多いので、フローラルとウッディーが調和した温かみのある香りがします。また、この学名の精油には成分が大きく異なり、且つ精油名が違うケモタイプがあり、成分名が「リナロール」のものがホーリーフと呼ばれています。
*ケモタイプ=同じ学名の植物から採油した精油でも、植物が育つ土壌、標高、気候、風土などにより、精油に含まれる成分の構成比が大きく異なるもの。
基本情報
香りの系統:樹木系
- 精油名
- ホーリーフ
- 学名/科名
- Cinnamomum camphora var. glaucescens/クスノキ科
- ケモタイプ
- CTリナロール(ホーリーフ)/CTシネオール(ラヴィンサラ)/CTカンファー(クスノキ)
- 抽出部位
- 枝、葉
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- 台湾、中国、日本など
- 香り
- フローラル系とウッディ系が調和した香り
- ノート
- ミドル
主な成分
●CTリナロール(ホーリーフ)
リナロール(~95%)、β-カリオフィレン、リモネン、1,8-シネオールetc
●CTシネオール(ラヴィンサラ)
1,8-シネオール(~60%)、α-テルピネオール、サビネンetc
●CTカンファー(クスノキ)
カンファー、1.8-シネオール、サビネンetc
ブレンド相性の良い精油
シトラス、フローラル、ハーバル、ウッディ、樹脂系の精油とよく調和します。
*精油にまつわる注意事項
妊娠中や授乳中の方は、トリートメントなど直接身体に塗布する場合は使用を避けた方が良いでしょう。
主な効果・効能
*ホーリーフに関しての効果効能
❖こころに
心を落ち着かせてリラックス感を与えれてくれ、心を元気にしてくれる効果があると言われています。精神的な疲労を感じたり、ストレスがたまった時などに使うのがおすすめです。
❖からだに
ホーリーフは様々な痛みの軽減に効果が期待できるとされ、神経系を鎮める働き(肩こりや筋肉痛、頭痛の緩和などの痛み)に良いとされています。また抗炎症作用は皮膚炎や関節炎にも有効であると言われています。トリートメントオイルにブレンドして使用すると良いでしょう。
❖くらしに
*抗菌*抗ウイルス*抗真菌など
抗菌・抗ウイルス作用がありニオイの元を消臭してくれるので、アロマスプレーとして気になる箇所に使用するともおすすめです。またアロマディフューザーで香りを拡散することで感染対策にも役立ちます。
ホーリーフ精油おすすめの使い方
衣類やハンカチ、寝具にスプレーしてストレスの緩和、質の良い睡眠のサポートに。またディフューザーで香りを拡散させてリラックス・リフレッシュに。
穏やかな気持ちになれるアロマスプレー
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら