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【精油の辞典】ヒノキ精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《ヒノキ精油》ヒノキ精油は、森林浴をしているような和の香りで、ヒノキ風呂や神社仏閣を連想する香りです。モノテルペン類とセスキテルペン類がほどよく入っているので、リフレッシュ効果とリラックス効果が同時に味わえ、疲労感やストレスを和らげて疲れた心に元気を与えてくれます。また血行促進作用があるため冷えやむくみの解消にも良いと言われています。防虫作用もあるので衣類やダニの防虫にも役立ちます。
- ・ストーリー
- ・ヒノキの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・ヒノキ精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
古事記にはスサノオ神話に記載があり、古代から神社仏閣にはヒノキが使われてきました。日本のヒノキは奈良時代から大木が不足し、明治時代に植林が始まり、現在では全国に植林地があります。ヒノキと言う名前は太陽を表す「日:ヒ」か宗教的建造物に使うための「霊:ヒ」から「ヒノキ」となったといわれていますが、「火」からという説もあります。
ヒノキの特徴
日本と台湾に生息する、樹高 30-40m、直径1-2mになる常緑針葉樹です。樹皮は赤褐色で平らで滑らか、縦に裂け目が入り、薄片となってそぎ落ちます。木目が美しく加工がしやすいことに加え、調湿機能や防虫効果もあることから、湿度の高い日本では神社仏閣や歴史的建造物などの建材として利用されてきました。
また、香りは森林浴をしているような和を感じさせる香りなので、リラックス効果も高く、香料として入浴剤や芳香剤、石鹸など様々な用途に使われています。
基本情報
香りの系統:樹木系
- 精油名
- ヒノキ
- 学名/科名
- Chamaecyparis obtusa/ヒノキ科
- 抽出部位
- 木・枝・葉
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- 日本・中国・台湾など
- 香り
- 森林浴をしているような和の香り
- 主な成分
- カジナ-1.4-ジエン(~22%)、α-ピネン(~20%)、α-カジノールetc
- ノート
- ミドルノート
ブレンド相性の良い精油
柑橘、フローラル、樹木、ハーブ、スパイス、樹脂系の精油と広く調和します。特にゆず、ベルガモット、ホーリーフ、ヒバなどと好相性です。
*精油にまつわる注意事項
トリートメントなど皮膚に直接塗布する場合、低濃度で使用。
主な効果・効能
❖こころに
*鎮静*神経強壮など
モノテルペン類とセスキテルペン類の両方がほどよく入っているので、リフレッシュ効果とリラックス効果を同時に味わえます。気分転換や、疲れを癒したい、ゆっくり自分と向き合いたい時におすすめの香りです。
❖からだに
*抗ウイルス*抗菌*抗炎症*血行促進など
血行促進作用や鬱滞除去作用があるので、マッサージ(精油はベースオイルに希釈して使用)で利用すると、冷え性やむくみの改善に効果的です。また植物油で希釈してお風呂に入れゆっくり入るとヒノキ風呂の香りを楽しめ、循環が促進され身体を温め、筋肉痛や関節痛を軽減してくれます。
❖くらしに
・感染対策に
抗菌・抗ウイルス作用があるため、お部屋に香らせることで、ウイルスなどの感染対策にも役立ちます。
・衣類の消臭、防虫にも
消臭、昆虫忌避作用もあるため、アロマスプレーでお部屋の掃除や、マスクの消臭、衣類の防虫対策にもおすすめです。
ヒノキ精油おすすめの使い方
快適なおうち時間に、マスクの消臭・抗菌にも
アロマディフューザーでお部屋を森林浴空間に。
疲れた時の気分転換やリフレッシュにハンカチや空間にスプレー。
マスクの外側にスプレーすることで、リラックス・消臭・抗菌対策にも。
ディフューザーやクラフトに使える精油
ヒノキ・シダーウッド・グレープフルーツなどのブレンド 森林浴している気分になれるアロマスプレー
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら