-
くらしとアロマ > コラム >
アロマ >
精油辞典 > 【精油の辞典】ジャスミン精油の効果・効能・おすすめの使い方
【精油の辞典】ジャスミン精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
人気急上昇中の記事:トイレ芳香剤のにおいが好きになれない…そんなときはアロマで解決!
沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《ジャスミン精油》インド北西部が原産地で花約1トンから約1kgしか抽出できない貴重な精油です。甘く濃厚でエキゾチックな香りが特長のジャスミンは、少量で不安感や孤独感を静め、ポジティブでリラックスした気分にさせてくれる香りです。
- ・ストーリー
- ・ジャスミンの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・ジャスミン精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
ジャスミンは、クレオパトラが愛した香りとしても有名で、何千年も前から“花の精油の王”として珍重されてきました。インドやアラビアでは昔から媚薬としても使われていました。
月夜の晩にまるで月光の様に輝くのでアラビア語で「ヤスミン=小さな月光」という意味の名前がつけられたそうです。夜中に香り、太陽光が当たると香りが揮発してしまうため、収穫は早朝に行われます。
ジャスミンの特徴
ジャスミンは、つる性の低木で白い花を咲かせます。太陽が沈むと共に花を咲かせ、芳醇な香りを放ちます。インド北西部が原産地で香水産業の重要なオイルでもあり、フランスのグラース地方ではこのオイルを中心に産業全体が発展しました。
ジャスミンの花約1トンから約1kgしか抽出できない貴重な精油で、甘く濃厚でエキゾチックな香りが魅力です。水蒸気蒸留法をするのにはとてもデリケートな花なので、溶剤抽出法が主流となっています。抗うつ作用があるため、産後の情緒不安定に悩む女性にもおすすめです。
基本情報
香りの系統:フローラル系
- 精油名
- ジャスミン
- 学名/科名
- Jasminum grandiflorum,Jasminum officinale/モクセイ科
- 抽出部位
- 花
- 抽出方法
- 溶剤抽出法
- 産地
- フランス、エジプト、モロッコなど
- 香り
- 甘く濃厚でエキゾチックな香り
- 主な成分
- 酢酸ベンジル(~30%)、安息香酸ベンジル、ジャスミンラクトンetc
- ノート
- ミドル~ベース
ブレンド相性の良い精油
柑橘、フローラル、スパイス、樹脂系の精油とよく調和します。香りが強く濃縮されているので、ブレンドの際には少量ずつ加えていくと良いでしょう。
*精油にまつわる注意事項
通経作用があるので妊娠中は避けましょう。香りが強く鎮静作用があるため集中したい時はおすすめしません。ブレンドするなど低濃度の芳香浴であれば問題ありません。
主な効果・効能
❖こころに
鎮静、高揚、抗うつ、神経強壮作用など
不安感や孤独感を静め、ポジティブでリラックスした気分にしてくれます。リラックス作用と高揚作用を併せ持つことから、催淫効果が高く、そのエキゾチックな香りは、ゆったりとして喜びに満ちた雰囲気を作り出してくれます。
❖からだに
鎮痙、鎮痛、通経、分娩促進、細胞促進作用など
鎮痙、鎮痛作用が期待できるので、月経時の不快感や腹痛を軽減したり、分娩時の痛みも和らげてくれると言われています。また、細胞促進作用があるとされ、乾燥、炎症したお肌のスキンケア(アンチエイジング)やヘアケアにも役立ち、特にストレスを受けているときの症状に効果的でしょう。
ジャスミン精油おすすめの使い方
元気になりたい時に、お部屋に香りを広げて華やかで贅沢な空間に。
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら