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【精油の辞典】ラベンダー精油の効果・効能・おすすめの使い方

精油辞典

沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。

《ラベンダー精油》フローラル調のフレッシュな香りで、アロマテラピーの代表的な香りとして一番用途が広く使われるため「万能精油」とも言われています。リラックス効果が高く、ストレスの緩和や快眠にとても効果的です。マッサージ、バスオイル、芳香浴、湿布、吸入など様々な用途に使用できます。

ストーリー

ラベンダーの語源は「洗う」という意味のラテン語Lavareからきており、ローマ人たちが洗濯や浴用に使用したといいます。フランス人医師、ジャン・バルネ博士はフランスでアロマテラピーを広めた人物で、第一次インドシナ戦争の際にフランス軍の軍医として兵士の負傷のためにラベンダー精油を火傷の手当てや消毒、鎮痛剤、鎮静剤として使用しました。

ラベンダーの特徴

ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブです。木本性ですが、草花として扱われることが多く、花壇の植え込みやコンテナ栽培などで楽しまれています。地中海地域が原産地の香り高い植物で、中でもプロヴァンス産のものが最上級の品質です。日本国内で栽培されているラベンダーのほとんどは紫色ですが、海外では、ホワイトやイエローなどのラベンダーもあるようです。

ラベンダーの品種

ラベンダーの品種は大きく分けて『真正ラベンダー』『スパイク・ラベンダー』『ラバンジン』『フレンチラベンダー』の4種類あります。

◇真正ラベンダー
一般的にラベンダーというと真正ラベンダーことを指します。呼び方は様々で、ラベンダー、真正ラベンダー、コモンラベンダー、イングリッシュラベンダーなどとも呼ばれています。エステル類の酢酸リナリルを多く含みラベンダー本来の香りが楽しめリラックス効果も非常に高いです。

◇スパイク・ラベンダー
学名がLavandula latifolia、もしくはLavandula spicaはスパイクラベンダーと呼ばれます。モノテルペンアルコール類のリナロールとケトン類のカンファ―(ローズマリーに多く入っている成分)を含み、真正ラベンダーをよりはっきりクリアにした香りで「男のラベンダー」とも言われています。リラックス効果というよりも朝のリフレッシュしたいときなどに使うと良いでしょう。

◇ラバンジン
学名がLavandula hybrida、もしくはLavandula intermediaは、ラバンジン、ラバンディンと呼ばれており、真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種です。エステル類の酢酸リナリルとモノテルペンアルコール類のリナロールを同等に含み、真正ラベンダーより少し刺激のある香りが特徴です。

◇フレンチラベンダー
学名がLavandula stoechas、ストエカスラベンダー、一般的にはフレンチラベンダー、スパニッシュラベンダーなどと呼ばれています。ケトン成分を多く含み、カンファ-臭のあるすっきりとしたハーバルな香りが特徴です。リフレッシュや虫除けなどにおすすめです。

基本情報

香りの系統:フローラル系iconfloral


精油名

ラベンダー(真正ラベンダー)

学名/科名

Lavandula angustifolia/Lavandula officinalis/シソ科

抽出部位

花、葉

抽出方法

水蒸気蒸留法

産地

フランス、イギリス、ブルガリア、オーストラリアなど

香り

柔らかい花の香りとハーブの爽やかさを併せ持つ香り

主な成分

酢酸リナリル(~45%)、リナロール、酢酸ラヴァンデュリル、β-カリオフィレンetc

ノート

ミドルノート

ブレンド相性の良い精油

殆どすべての精油と調和します。ブレンドが上手くいかない時に少量入れると全体をまとめて調和をとってくれます。

*精油にまつわる注意事項
真正ラベンダーは特になし。
(スパイクラベンダー、フレンチラベンダーは刺激が強いので、マッサージなど皮膚に直接塗布する場合は、妊婦・子供・敏感肌の人は避ける)

主な効果・効能

真正ラベンダーの効果・効能について

❖こころに

*鎮静*抗うつ*バランスなど
心を落ち着けて、ストレスを和らげ、感情のバランスをとってくれます。リラックス効果が高いので、副交感神経を優位にし気分を安定させてくれるので、不眠に優れた効果を発揮し良質な睡眠へと誘ってくれます。

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❖からだに

*鎮痛・鎮痙*抗菌・抗感染*抗炎症*細胞促進など
万能精油と言われるように、身体への効果は実に沢山あると言われています。頭痛や月経痛、肩凝りなど痛みの緩和に効果を発揮したり、日焼け、肌荒れ、かゆみ、虫刺され、あせもなど皮膚の炎症を鎮め再生を早めてくれます。また、ストレスによる肌トラブルや、アンチエイジング目的のスキンケアにも役立ちます。

❖くらしに

・感染対策や快眠タイムに
アロマディフューザーやアロマスプレーで空間に芳香させる事で、お部屋内の感染対策や、快眠・リラックスタイム、イライラの緩和にも。

・アロマバスやマッサージに
植物油(ベースオイル)で希釈して(1-2%程度)お風呂に入れて入浴したり、トリートメントとしてマッサージに。フェイシャルにはホホバオイルに希釈して(0.5~1.0%濃度)洗顔後にやさしくマッサージする。

・虫除けに
アロマスプレーに加えることで虫除けや、ティッシュやコットンに含ませタンスに入れる事で衣類の防虫にも。

簡単に使えるアロマスプレーがおすすめ

ラベンダー精油のリラックス作用を簡単に楽しめるのは天然精油とエタノールのみで作られたアロマスプレーです。
アロマディフューザーやアロマストーンなどの道具を用意しなくても、シュッとスプレーするだけで香りが楽しめます。

アロマスプレーの使い方


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リラックスしたい時、ぐっすり眠りたい時に

リビングや寝室などの空間にスプレーしてみましょう。心が落ち着くラベンダーの香りは、気分を鎮めて深くリラックスすることができます。
枕などに直接スプレーして、ピローミストとして使うのもおすすめ。
眠っている間も脳は香りを感じ取るので、眠りが深くなり熟睡しやすくなります。

衣類や空間の消臭に

ニオイが気になる玄関やトイレで消臭スプレーとして使ってみましょう。
植物から抽出された精油には、悪臭成分を中和して消臭する作用があります。強い香りごまかすのではなく、ニオイを元から断ち切る優れた消臭作用です。
また、衣類やマスクなどにスプレーすれば、ラベンダーの香りを楽しみながら、ニオイをケアすることができます。

数あるアロマの中でも人気の高いラベンダー。緊張やストレスを和らげる香りは、忙しい現代人にぴったりの香りです。
ぜひ、気軽にくらしの中に取り入れてみてください。

フローラル系精油一覧
ゼラニウムローズネロリカモミールローマン精油辞典一覧

※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら

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