-
くらしとアロマ > コラム >
アロマ >
精油辞典 > 【精油の辞典】ゼラニウム精油の効果・効能・おすすめの使い方
【精油の辞典】ゼラニウム精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
人気急上昇中の記事:トイレ芳香剤のにおいが好きになれない…そんなときはアロマで解決!
沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《ゼラニウム精油》ローズ調の華やかさと少しミントの様なハーブ調の香りが混じるグリーンフローラルのような香りのゼラニウムは、自律神経やホルモン分泌のバランスを整え、精神的なストレスから現れる不調や女性特有の症状を和らげてくれると言われています。
- ・ストーリー
- ・ゼラニウムの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・ゼラニウム精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
ゼラニウムはヨーロッパでは古くから厄除けとして庭に植える習慣があり、その愛らしい花と芳香で人々を癒やしてきました。ゼラニウム精油はローズゼラニウム、ニオイゼラニウムなどとも言われ、17世紀では香水の原料として重宝されてきました。
ゼラニウムの特徴
ゼラニウムは、高さ約1m位まで生育する多年生の低木で、切り込みのある葉に、ピンク色の美しい花を咲かせます。ローズのような華やかな香りで、現在でも香水や石鹸など非常に多くの芳香を模造するのに使用されています。
成分としてはゲラニオール、シトロネロールやリナロールなど鎮静作用が期待できる成分も多いため、メンタルケアに役立つと考えられており、女性特有の精神的な不調の軽減、スキンケア用の精油としてもよく使用されています。
基本情報
香りの系統:フローラル系
- 精油名
- ゼラニウム
- 学名/科名
- Pelargonium graveolens / フウロソウ科
- 抽出部位
- 花・葉
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- エジプト・フランス・中国など
- 香り
- 甘くて重く、ミンティーな含みをもつ少しバラの様な香り
- 主な成分
- シトロネロール(~50%)、ゲラニオール(~20%)、リナロールetc
- ノート
- ミドル
ブレンド相性の良い精油
柑橘、樹木、フローラル、ハーブ、スパイス、樹脂系の精油と好相性です。特にベルガモット、ラベンダー、マジョラム、オレンジ、ローズ、サンダルウッドなどとよく調和します。香りがやや強いので少なめにブレンドするとバランスを取りやすいでしょう。
*精油にまつわる注意事項
特になし
主な効果・効能
❖心への作用
*抗うつ*バランス*女性ホルモン調整など
自律神経のバランスを調整する効果により、ストレス性の不調に効果的です。またホルモン分泌を調整する作用により、女性特有の症状や様々な更年期症状の緩和にも役立ちます。
❖身体への作用
*抗菌・抗ウイルス*抗真菌*虫除け*強壮*皮脂バランス調整など
皮膚の障害全般に広く活用でき、特にスキンケア用途としてもよく活用されています。また、ゼラニウムにはシトロネロールという芳香成分が多く含まれており虫が苦手とする成分であるため、虫除けにも効果的です。また、抗菌・抗ウイルス作用を活用して空間に拡散させたり、衣類やハンカチにスプレーして使用するのもおすすめです。
❖くらしに役立つ使い方
・スキンケアとして
ホホバオイル5mlに精油を1滴入れ、少量を顔に塗布し、マッサージする。
・入浴時に
浴槽にバスソルトか植物油大匙1杯に精油1-2滴を加えてからお湯に入れる。
(香りが強い場合は浴室内の換気をよく行ってください)
*AEAJでは、沐浴時に無水エタノールで精油を希釈する事を紹介しています。AEAJ:アロマテラピーの楽しみ方
・月経前や更年期の不調時やストレスケアに
アロマディフューザーの芳香浴、アロマスプレーでハンカチにスプレー
ゼラニウム精油おすすめの使い方
心のバランスを整えたい時やストレスを感じたときに。
ローズを思わせるフローラルで華やかな香りは、他の精油とのブレンドもおすすめです。
アロマスプレーならハンカチや洋服にスプレーすることもできます。
ディフューザーやクラフトに使える精油
ゼラニウム・ローズ・グレープフルーツなどのブレンド 幸せを感じる香りのアロマスプレー
※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら