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【精油の辞典】サイプレス精油の効果・効能・おすすめの使い方
精油辞典
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沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。
《サイプレス精油》サイプレスは古くから神聖な木として重宝されてきました。森林浴をしているようなウッディーな香りは、イライラや緊張などで高ぶった感情を静め、心の落ち着きを取り戻してくれます。また気管支の不調の改善に期待できるほか、ホルモン様作用もあるとされ、更年期の不調などにも有効であると言われています。
- ・ストーリー
- ・サイプレスの特徴
- ・基本情報
- ・主な効果・効能
- ・サイプレス精油おすすめの使い方
目次
ストーリー
古代エジプトやローマでは古くから教会の横などに植えられており、神や死と密接な関係がある聖なる木として重宝され、葬式や墓に使われていました。学名のsempervirensは一年中枯れない緑ということから「永遠に生きる」という意味で、そのとおり腐敗しにくいため、建材としても広く利用されています。
画家のゴッホは晩年、糸杉のことで頭がいっぱいだと語り、糸杉をテーマにした名画を数多く残しました。死の象徴イトスギを中央に配したゴッホ晩年の代表作「糸杉と星の見える道」が描かれたのは、ゴッホがこの世を去る2か月前だったそうです。
サイプレスの特徴
サイプレスはヒノキの近縁種で、和名は西洋糸杉(イトスギ)と言います。地中海地域が原産で、樹高は25~45メートル、樹齢は50~60年くらいになります。球型の茶色い実がなるのも特徴です。
森林浴をしているようなウッディーな香りのサイプレスは、その香りから西洋のヒノキとも言われています。すっきりとした香りは気管支の不調を改善に期待できるほか、ホルモン様作用もあるとされ、更年期の不調や月経不順などにも有効と言われています。
基本情報
香りの系統:樹木系
- 精油名
- サイプレス
- 学名/科名
- Cupressus sempervirens/ヒノキ科
- 抽出部位
- 葉、球果
- 抽出方法
- 水蒸気蒸留法
- 産地
- モロッコ、フランス、スペインなど
- 香り
- スパイシーで深い森林を思わせる針葉樹の香り
- 主な成分
- α-ピネン(~40%)、リモネン、β-カリオフィレン、サビネン、セドロールetc
- ノート
- トップ~ミドル
ブレンド相性の良い精油
様々な精油と調和します。特にグレープフルーツ、レモン、フランキンセンス、サンダルウッド、ラベンダーなどと良く調和します。
*精油にまつわる注意事項
トリートメントなど肌に直接使用する場合、妊娠中の使用は避けましょう。
(芳香浴であれば問題御座いません。)
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主な効果・効能
❖こころに
*鎮静*神経強壮など
セドロールという成分にはイライラや緊張などで高ぶった感情を静め、心の落ち着きを取り戻してくれる効果が期待できます。また、呼吸を整えてくれるとされ、変化に対して不安になりがちな気持ちを安定させてくれます。
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❖からだに
*収れん*制汗*利尿*通経など
優れた収れん作用があるとされ、お肌の引き締め、炎症や多汗を抑える効果が期待できると言われています。さらに老廃物を排出する作用もあるとされるので、マッサージオイルとして使うと効果的です。また更年期や月経不順にも有効であると言われています。気管支の不調の改善にも期待できるので蒸気吸入などに使用すると良いでしょう。
サイプレス精油おすすめの使い方
寝室やリビングに香りを広げる事で、心を静めリラックス空間に。お休み前の眠りのサポートに。
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※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら