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【精油の辞典】ローズ精油の効果・効能・おすすめの使い方

精油辞典

沢山の種類が存在する精油。香りのイメージや、効果・効能、おすすめの使い方、それぞれの香りのストーリーなど、どれを選べば良いかの参考にしていただけるように、精油(エッセンシャルオイル)についての情報をまとめた「精油の一覧」を作りました。

《ローズ精油》甘く華やかで優雅なバラの花の香りのローズ精油は、エレガントで素晴らしい香りと希少性から「香りの女王」と呼ばれています。バラの花の種類は品種改良が進み、数万種類あると言われており、バラの産地などの違いでも香りが若干異なることがあります。一般的にローズオットーにダマスクローズが、ローズアブソリュートにキャベジローズが使用されています。ローズ精油は心と身体の両方からアプローチし、女性特有の不調や美容にとても効果を発揮してくれます。

ストーリー

ローズと人類の関わりは紀元前3000年頃に粘土板に記述された古代メゾポタミアの”ギルガメッシュ叙事詩”に遡ります。古代ギリシャ、ローマ、エジプト、イスラム世界などローズに関する神話が多く存在し、実際に儀式用、薬用、香料、化粧用に多用されてきました。
水蒸気蒸留法は10世紀のアラブの医師アウィケンナが発明したとされていますが、ローズはこれで最初に蒸留するのに使用された植物であると言われています。

ローズの特徴

甘く華やかで、女性的な香りが大きな特徴であるローズ精油。主に2つの抽出法があり、溶剤抽出法で生成される「ローズアブソリュート」は、橙褐色で粘り気があります。フェニルエチルアルコールという成分の割合がローズオットーよりも多く、よりバラの濃厚な香りになるため、香水などの香りを楽しむ使い方に向いています。
一方、水蒸気蒸留法により生成される精油は「ローズオットー」と呼ばれ、バラの花びら約3トンからわずか約1kgしか抽出することができない希少性が高く大変高価な精油です。溶剤の残留がなく、シトロネロールという成分が多いため鎮静作用に優れているので、マッサージやスキンケアに向いています。

基本情報

香りの系統:フローラル系iconfloral


精油名

ローズ

学名/科名

Rosa centifolia/Rosa damascena/バラ科

抽出部位


抽出方法

溶剤抽出法/水蒸気蒸留法

産地

ブルガリア・トルコ・モロッコ・フランスなど

香り

甘く華やかで優雅な香り

主な成分(溶剤抽出法)

フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロールetc

主な成分(水蒸気蒸留法)

シトロネロール(~50%)、ゲラニオール、ネロール、リナロールetc

ノート

ミドル~ベースノート


*キャベジローズ Rosa centifolia/ダマスクローズ Rosa damascena

ブレンド相性の良い精油

柑橘、フローラル、スパイス、樹脂系の精油と調和します。特にベルガモット、クラリセージ、ゼラニウム、ラベンダー、フランキンセンスなどとブレンドするとよく調和します。

*精油にまつわる注意事項
トリートメントなど皮膚に直接塗布する場合、妊娠初期は避ける(通経作用)

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主な効果・効能

❖こころに

*鎮静*抗うつなど
華やかで優雅な香りは、心を明るく高揚させ、神経の緊張やストレスを和らげてくれます。自信を無くしてしまった際に自分を肯定でき、幸福感を抱かせてくれます。
また、ローズの香りは脳内ホルモンのオキシトシンの分泌を促してくれると言われています。オキシトシンは「幸せホルモン」とも言われ、自律神経のバランスを整えたり、ストレスを緩和し気持ちをポジティブする働きがあります。

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❖からだに

*強壮*女性ホルモン調整*抗炎症*細胞促進など
女性ホルモンのバランスを整える作用があるとされ、月経に関わる心身両面のケアや、更年期の不調、産後の精神状態の改善などにも良いとされています。またスキンケアにも良く、抗炎症作用や細胞促進作用があることから、お肌の炎症を抑えターンオーバーを促し、老化・乾燥へのアプローチもできます。女性美容のアンチエイジングにとても最適な精油でもあります。

❖くらしに

・毎日のストレスケアに
ディフューザーで芳香させたり、アロマスプレーなどで手軽に香りを嗅ぐ事でリラックスでき心を前向きにしてくれます。

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・お肌のスキンケアに
ホホバオイルに希釈して(0.5~1.0%濃度、敏感肌にはローズオットーが好ましい)、洗顔後にやさしくマッサージする。

ローズオットー精油おすすめの使い方


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・ストレスを感じた時、心を前向きにしたいときにスプレー
持ち歩けるスプレーサイズなら、気分転換や心を前向きにしたいときに、いつでもハンカチや空間にスプレー。
マスクの外側にスプレーすることで、リラックス・消臭・抗菌対策にも。

フローラル系精油一覧
ゼラニウムネロリラベンダーカモミールローマン精油辞典一覧

※精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。▶詳しくはこちら

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